アメリカに行く時は、どっかを経由する場合でも最初に到着した場所で入国審査を行います。
自分はデトロイト経由だったのでデトロイトで入国審査を受けました。
デトロイトって調べてみると入国審査が厳しいだとか書かれていますね。
あとトランプ政権になってから入国審査が厳しくなったんだとか。
つまり丁度、運のいい条件が揃ってしまったようですね。
入国審査での出来事については前回さらりと書いてしまったので、
この記事ではもうちょっと詳しく書こうと思います。
最初の審査で別室に送られた理由
自分が別室送りされた理由の一つは
無職だったこと。
だと思います。
アメリカでは不法就労で雇用を奪われるんじゃないかという懸念などもあるみたいで、
無職となると疑われたりするようです。
ネットで入国審査について調べると無職って言わない方がいいみたいですね。
前職だとかこれからやることとかをさらっと言っておくのが吉だとか。
自分はかなり脳天気で余裕こいてたのと、無職と言うと危険ということを知らなかったので、素直に職業聞かれた時に無職だと答えてしまったんですよね。
で、無職だって言った瞬間明らかに審査官の様子が変わった。
「無職だぁ〜?!」みたいな。
それからはネチネチと色んな質問を投げかけてくるようになりました。
正直苦しい展開になりましたね。
「くっ…!この審査官手強いぞ・・・。なんかいやらしいし・・・」と思いました。
自分もその後の回答がたどたどしくなってしまったり、
全く相手が言ったことが理解出来なかったこともあって聞き返したりしたら、
途中で質問が切り上げられて別部屋送りにされました。
中途半端にしゃべったことも良くなかったことかもしれません。
たどたどしさや相手の目を見ないでしゃべったりはしたと思うんで、それが何か隠しているかのような、自信がなさげの印象を与えたとは思います。
自分としては単純に英語の面で苦労してただけなんですけどね。相手からすれば何か怪しい印象になってしまったと思います。
シンプルに自信を持って返すのが大切だとネット上では書かれていますね。
それが出来てなかったのも別室に送られた理由でしょうね。
別室での様子
まず部屋に入れられた時の中の印象は、全体的に真っ黒で統一された部屋で、
黒いハロワの窓口みたいな感じか。そんな表現の仕方しか出来ないけどそんな感じ。
まーほんと自分でも脳天気だったなって思ったのは、
こんな時でも入国拒否っていう言葉が一切頭に思い浮かんでなかったことですね。
前にも書きましたが、あーあ乗り継ぎ失敗だよww
とか「無職入国審査に捕まる」とか考えて自分で自分のことを笑っていました。
バカのなせる技だよなと後々この時のことを振り返って思ったな。
そして、はぁさてさて一体何が起きるんやらみたいな感じだった。
しばらくベンチに座って待っていると名前が呼ばれて返事をすると、
審査官が無言で歩き出したので、とりあえずその後をついて行った。
すると一旦部屋から出されて「荷物取ってきて」と言われて、
ベルトコンベアーで流れてくる自分のスーツケースを取りに行ってまた部屋に戻った。
まずは荷物のチェック。机のある部屋で「この上に荷物置いて開けて」と言われてスーツケースやバックパックを開く。
審査官は荷物のチェックをしながら質問を投げかけてきた。
何をしに来た?今までは何の仕事をしていた?次はどんな仕事をするつもりだ?歳は?
確かこんな感じのことを聞いてきたと記憶している。
自分はそれに淡々と答えていった。
荷物チェックが終わったら今度は窓口に行って、向い合って座りまた質問を続けられた。
審査官「泊まる場所はどこだ?」
自分「Airbnbで見つけたホストの所」
審査官「あぁAirbnbね」
審査官「どのくらいだ?」
自分「約2週間」
その他何か質問されたけどちょっと覚えてないのもある。
一部自分が聞き間違えたところがあって、自分としては「今なにをやっている?」と聞かれたと思って、
(あれ、無職だって言ったと思うんだけどな)と思いつつ「無職だ」と答えると、
審査官に「いや違う!そうじゃない」と言われた。
この時はハッとしたな。あれ、聞き間違えちゃったかなと。
審査官「あなたは前は〇〇をしていたと言ったよね」
自分「はい、かつては」
審査官「そう、かつては〇〇をしていた。そして今は無職だ。今聞いているのはこれからのことだ」
「これからは何をするんだ。例えば学校に行くとかそういうことはないのか?」
これを聞いた時にこれまたハッとした。そうだ俺、職業訓練行くんだったと。
それで「来月から学校に行きます」と答えた。
審査官「来月?」
自分「はい、来月」
審査官「それはどんな学校だ?」
この時、職業訓練校っていう単語が分からなかったから
「それはジョブトレーニングスクールだ」と答えた。
審査官「何か資格を取ったりするのか?」
自分「はい、資格を取るつもりです。それから新しい仕事を探す予定です」
その後、審査官は何かカチャカチャとパソコンに打ちこんでいく。
審査官「eチケットを見せて」
プリントアウトしていた飛行機チケットを見せる。
審査官「泊まるところの住所は?」
泊まるとこの住所はスマホに入れておいたので、それを見せながら
「最初のはAirbnbで、二つ目がホテルです」と言った。
審査官「今は一人で住んでいるのか?」
自分「両親と住んでいます」
審査官「今いくら持ってる?」
自分「約300ドル」
審査官「クレジットカードは持ってる?」
自分「はい」
するとパスポートに何かハンコを押して、あとは何やら手書きで書いていました。
見てみるとなんだかんだ3ヶ月の入国許可をしてくれたようです。
その後はまた無言で立ち上がって移動し始めたので、ついて行くと部屋の扉を開けて部屋から出してくれました。
出る時は
自分「Thank you, sir」
審査官「Thank you」
という形で終了。
そんで「はぁ、とりあえず終わったな。次は乗り継ぎの別便の手配をしなきゃな」
って感じでもう意識はそっちに行っていた。
とりあえず無職は止められる可能性高くなるかも
ネットで調べると無職はやめた方がいいって書いてあるんで、無職の人は前職のことでもこれから転職してやる仕事のことでも言っておいた方がいいでしょう。
あと下手にしゃべらないほうがいいかな。
シンプルに自信持って答えるってのも大切かと思います。
そうすれば問題ないんじゃないか。
あとはe-チケットのプリントアウトや、泊まるところの住所などはさっと出せるように用意しておくとスムーズでいいですね。
別室送りになると色々答えていかなきゃいけなくなるんで、ある程度の英語力は求められると思います。
今回は中学レベルで全然問題なかったですが。まあ通訳なんかもいるらしいですけどね。
自分が経験した入国審査に関してはこんな感じでした。
とりあえず入国許可が降りたのは幸いでしたね。